私は、離婚調停を3回経験しました。
夫が離婚に応じなかったためです。
裁判は敷居が高すぎる。
期間をとって、離婚調停を3回おこしました。
その経験をもとに、離婚調停ではどんな話し方がいいのかをご紹介します。
離婚調停って、ふつうにあることじゃないですから。
私が3回もした離婚調停。
どなたかのお役にたてるとうれしいです。
離婚調停ってどんな感じ?
離婚調停は、どんな感じでしょうか。
言葉にすると、相手方、つまり夫と、自分と、調停委員と呼ばれる男女各1名ずつの人が、離婚についての折り合いをつけるために話し合う場です。
調停委員の方は、私の場合、年配の方ばかりでした。
絶対に、60才以上の人たち。
学校の先生や幼稚園の園長先生って感じです。
実際、ご退職された方がなったりもしていると聞きました。
人の相談を受けなれている感じがして、話しやすい雰囲気でした。
夫とは時間をずらして、一人ずつ、入室します。
そこで自分の主張をします。
自分の主張をすると共に、相手の言い分も伝えられ、そこで折り合い、2人の着地点を決めるわけです。
私の場合ですが、真っ向から意見は対立しました。
その中間点を折り合いつけるように、調停委員の方がそうほうを説得してくれるわけです。
なぜ離婚調停で話し方が大事になってくるのか
私は、初めての離婚調停に臨むときに、たくさんの人のブログを読んでから行きました。
態度やどういう感じが好まれるか、話し方は?ということを頭にたたきこんでいきました。
だって、離婚したいんです。
だから、自分のエネルギーをつかって、わざわざ離婚調停をおこすんです。
離婚調停で離婚したいから、話し方や態度で有利になるなら、有利にしたい!
離婚したいんです。
幸せになりたいんです!
夫がYESと言わない以上、離婚できないって、そもそも法律がまちがっていると、私なんか思っちゃう。
双方の合意で結婚するなら、片方がもう無理って言った時点で離婚成立なんじゃないかと思うのです。
だけど、無理やりは離婚に合意させられない。
せめて、調停委員の人をみかたにつけて、離婚にちょっとでも近づけるようにしたい!
それで、離婚調停の時の話し方になるわけですよ。
離婚調停の調停委員の人には、どういう話し方が好まれるのでしょうか。
これで、離婚できるとは限らない。
でも、せめて離婚調停での好印象をねらいたい。
そんな私が実践してきた話し方をご紹介します。
離婚調停での話し方①
事前に話したいことをまとめておく
誰でも、初めて離婚調停は緊張するものです。
緊張して当たり前。
うまく話そうと思っても、話せないことも予想されます。
私は、事前に、どうして離婚したいのか、いつから夫とうまくいかなくなったのか、夫婦生活での耐え難いエピソードなどを紙に書いておきました。
紙に書くことで、話すこともあっちこっちにいかず、よかったです。
事前に書くから、あっ、あれもあったと新たなエピソードを思い出すこともできました。
あんまりつらかったことって、忘れちゃう場合もありますから。
忘れないとやってこれなかったことも思い出せて、エピソードにふくらみが出ます。
紙にかくことで、一度、自分の気持ちの整理がつくので、離婚調停で感情的になることもさけられました。
離婚調停での話し方②
ゆっくり、はっきり、相手に伝わるように話す。
離婚調停は、友達とおしゃべりをしているわけではありません。
おしゃべりするよりも少し大きめの声で、できるだけはっきりと声を出すのが大事だと思います。
小さい声でもごもごしていると、何を言っているんだかわかってもらえない。
いつもおしゃべりしている家族や友達には伝わるかもしれないけれど、初対面の赤の他人です。
いつもより、ゆっくり、はっきりと。
ふだん、人前で話す機会のない人は特に気をつけていただきたいと思います。
離婚調停での話し方③
これをやったら、話し方がうまくなるっておまじないを作る。
自分だけのおまじないでいいと思っています。
これをしたら、落ち着いて話せるっていうおまじないを作ってしまうのです。
手のひらに「人」を書いてのみこむと緊張しない。
聞かれたら、必ず「そうですね」と答えてから話す。
このスカートを着たら、話し方が抜群になる。
このハンカチは幸運の印。
なんでもいいと思うのです。
自分が離婚調停で落ち着いて話せるおまじないを作る。
これをしているから、大丈夫。
これを持っているから大丈夫。
一人で戦う離婚調停は、おまじないでもなんでもして、心の支えが大切だと思うのです。
子供だましでもなんでも、わらにでもすがってもなんでも。
あなたが離婚調停で落ち着けるおまじないをぜひ。
離婚調停の話し方④
素直に話す。
私はこれ、一番大事だと思うのです。
私が以前、読んだ離婚調停のブログには話し方として「感情的にならずに話しましょう」と書いていたのです。
感情的にならない。
難しいですよ。
自分が一番苦しかったこと、つらかったことを話すのです。
泣かないようにしていたって、どうしたって、その出来事を思い出してしまうのです。
言葉がつまったり、涙ぐんだりするでしょう。
人間ですもの、それが自然。
つらかったことを話して、つらい気持ちになったら、それを言えばいいのです。
「思い出してつらい気持ちになってしまいました」
と、素直に言えばいいんです。
思いがけず、涙が出そうになってしまったら、それも素直に伝えてもいいんです。
結婚生活のラストなんです。
結婚生活中、言えなかった思いがあふれてくるのは当然だと思います。
それを感情的にならずに言うって、難しいですよ。
ありのままの自分の気持ちを伝えていいと思います。
「離婚調停の話し方」を読む人は、ちゃんとしている人だと私は思います。
素直に話す姿は、離婚調停でも必要だと思います。