離婚調停で苦しいこと。その苦しさの乗り越え方4つ

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離婚調停ってどんな感じですか?

もし、そう聞かれたら、私の答えは一つ。

「離婚調停は、苦しいです」

本当に苦しいですよ。

私、それなのに離婚調停を3回も経験してしまったんです。

いったい、離婚調停の何がどう、苦しいのか。

それがはっきりすれば、乗り越えることも絶対にできます。

私の経験を、シェアしたいと思います。

どなたかのお役に立ちますように。

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離婚調停の何が苦しいのか

離婚調停は、離婚をしたい方が申し立てます。

双方、離婚に合意していれば、離婚調停なんてしなくてもいいんです。

自分たちで役所に行って、離婚届けをだしてくればいいのです。

離婚調停までこじれるのは、離婚に合意ができない場合。

どっちかが離婚したくて、どっちかが離婚したくない場合です。

二人で話し合っても、合意に達しない。

話し合っても、にっちもさっちもいかない。

そもそも、話し合いのテーブルにもつけない。

不倫とか、暴力とか、離婚に至るはっきりした理由があれば、離婚は意外にすんなりいくかもしれません。

でも、いわゆる性格の不一致。

毎日の積み重ねが離婚の原因であるならば、すでに険悪な夫婦関係になっている可能性が大です。

この状況で、離婚調停の話し合いなんて、できるわけがないじゃないですか。

うちもこのパターン。

関係が悪化して、やっとの思いで別居して、それから離婚調停。

この時点で、夫婦関係は最悪でした。

その最悪な夫婦関係の片割れである夫と、話し合いするのが離婚調停です。

もう顔も見たくない、話しもしたくない、私の人生から出て行ってほしい。

そんな相手と離婚調停で話し合うって、苦しいの一言です。

これを苦しいと言わず、なんと言うのかって感じです。

昨今、DVやらなんやらで、行政でもいろいろな配慮がなされています。

離婚調停中も、相手に会わないように、いろいろな配慮がなされています。

待合室を別々にしたり。

離婚調停での話し合いも、交互に呼び出して、一緒の部屋にいないようにしたり。

でも、離婚調停中は、おんなじ建物の中にいるのです。

話し合いで会わないかもしれないけれど、建物の中のトイレでばったり会うかもしれないじゃないですか。

さっきまで相手のいた部屋に入っていかなくちゃいけない。

相手の残り香みたいな、エネルギーの残りみたいな、そんなのがただよっているのがわかります。

相手のさわったドアノブをさわらなくちゃいけない。

いちいちふくのも、変に思われるし、ドアノブさわらずに開け閉めなんて無理だし。

私の場合、結婚生活を送っていた時もひどかったのですが、別居してからも夫の態度がひどかったんですね。

メールも暴力的な内容のものがありました。

証拠になるので、消せないメール。

でも、見ると苦しくなる。

でも、消せない。

そんなこんながあって、すっかり精神的に夫がだめになってしまいました。

気にしすぎなんじゃないか。

ドアノブくらい、いいだろう。

他の人に言っても、理解してもらえないことも苦しいことでした。

でも、それくらい人をいやになることがあるんです。

そんな自分もいやで、それでまた苦しい気持ちがわきあがってきました。

調停委員の人に、結婚生活のいやな思い出を話さなければならないことも苦しかったです。

どれだけ自分がみじめに扱われてきたことを話すって、人間の尊厳にかかわると思いました。

自分がかわいそうな人ですって他人様に言う。

苦しい思いがわいてきました。

自分が話すだけでなく、相手からの反論を聞くのもいやでした。

相手の存在がいやなのに、その相手がこう思っているというのを聞かなくちゃいけない。

私にとって、非常に苦しい時間です。

それに、たいていが悪口。

なんで、こんなにも言われなくちゃいけないんだろう…。

悲しくて、苦しい。

離婚調停って、なんかの拷問を受けているみたい。

本当、離婚調停は苦しいです。

離婚調停を乗り越える方法①行かない

離婚調停は、行かないのに限ります。

そんな苦しい場所に、行く必要がないんですよ。

それだと離婚できないって私も最初に思いましたが、弁護士さんを頼めばいいんです。

弁護士さんに頼んで代理人として出席してもらえばいい。

そのための弁護士さんです。

お金がないなら、法テラスや地域の女性相談センターに連絡してみてください。

無料の相談窓口って、意外にいっぱいあります。

弁護士さんに頼むのって、ハードルが高いですよね。

でも、そのハードルを乗り越える価値があると思いました。

もう苦しい思いをしなくていい。

じゅうぶん苦しい気持ちは味わいました。

お金に余裕があるなら、ぜひ、弁護士さんを依頼してください。

地域によっていろいろでしょうけれど、私の場合16万くらいでした。

離婚調停を乗り越える方法②味方をつくる

ぜひ、離婚調停の場で味方を作ってください。

夫以外の人で味方といえば、調停委員のお二人しかいません。

男女ひとりずつの調停委員。

調停委員はどちらにも味方をすることはできません。

ですが、人間ですもの、好みや好き嫌いがあります。

私は3度、離婚調停をやっています。

その経験をもとにすると、あきらかに夫側につかれた時があります。

その時は、ひどいものでした。

私が夫が家事をしなかったと訴えたら「10年間で一回でもごみ捨てをしたら、家事を手伝ったと言います」と言った調停委員がいました。

その方の価値観がそうなのです。

でも、おかげで夫は家事を手伝ったということになってしまいましたよ…。

あの離婚調停は、今、思い出しても、苦しいし、悔しい!

逆に、夫のひどい態度に怒りを隠せないように顔を真っ赤にしてかばってくれた調停委員の方もいました。

その時は、思わず、泣いてしまいました。

どうやって味方にするか…。

知らない人を味方にするのです。

とりあえず、一般受けするように、派手なかっこうを慎む。

私は、OLファッションで行きました。

適度にはきはきと答え、適度ににこにこ、感じよく。

就職の面接を思い出しながら臨むとよいかと思います。

最終的には相性なので、無理に好かれなくても、いいや!くらいの気持ちでいけばいいんじゃないでしょうか。

離婚調停を乗り越える方法③相談する人をつくる

相談する人をつくるのも、乗り越える方法の一つです。

私は、三回目は弁護士さんに依頼したので、なんでも弁護士さんに相談しました。

そして、苦しいときも伝え、冷静な判断をあおぎました。

離婚調停は、法律がからみ、駆け引きがある。

素人じゃ、わからないですよ。

信頼して、相談できる弁護士さんがいて、私の場合は苦しい気持ちがふっとびました。

弁護士さんに頼まない場合は、信頼できる人ならだれでもいいと思います。

100パーセント自分の味方になってくれる人がいい。

1パーセントでも、そうは言ってもあなただって悪いって言う人はだめです。

よけい苦しい思いをしなくちゃいけなくなると思います。

離婚調停を乗り越える方法④ごほうび設定

本当にこれで乗り越えることができるのかって気にもなりますが、できます。

ごほうび設定。

やらないと離婚できないのが、離婚調停。

離婚調停をやらないと裁判もできない。

とにかく、離婚調停はやるしかないんですよ。

であれば、いかに自分を守るか、やる気にさせるかが大事です。

自分が一番うれしいことを離婚調停のごほうびにする。

エステが好きならエステ。

予算があれば洋服を買ってもいい。

離婚調停の帰りにおいしいケーキを食べてもいい。

好きなドラマを見るのだって、りっぱなごほうびです。

なんだっていい。

この離婚調停の苦しい気持ちを乗り越えるパワーの源になるものなら。

離婚調停中って、どうしても暗い気持ちになります。

苦しい気持ちが胸いっぱいに広がって、泣いた日も、私はあります。

だから、せめて。

自分のごほうびがあっていい。

私はゆっくりおふろに入るのがごほうびでした。

離婚調停で苦しい気持ちを抱えて帰ってきても、おふろに入ったらすっかり忘れちゃう。

いいリラックスの時間になりました。

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