好んで離婚する人はいないとは思います。
結婚したらやっぱり最後まで添い遂げたい。
だけど、そうできない時だってある。
それはそれで仕方ないんだよ。
どうしたってできない時があるもの。
私もそうでした。
この記事の内容
結婚したころ
元夫とは紹介で知り合いました。
第一印象はお互い、よくありませんでした。
それが結婚することになるとは夢にも思いませんでしたが。
結果的に結婚しました。
当時、私は焦っていました。
周りがどんどん結婚していく。
出産を考えるとそろそろタイムリミットで。
振り返ると、そうとう焦っていたんです。
元夫も同じでした。
付き合っている間、何度も元夫の行動に「?」となりましたが、気がつかないふりをしていました。
私はこの人を好きなんだろうか?とも思いました。
だけど、そんな思いが浮かぶたび、いやいや、私はこの人の彼女なんだからと打ち消していました。
あぁ、私のばか。
それくらい、結婚したかったんですよね。
そんな感じでお付き合いが進み、とうとう結婚してしまいました。
でも、結婚した日、すでに離婚したくなりました。
ああいう場ってすべてが出るじゃないですか。
その人そのものが象徴されちゃうっていうか。
無理かもしれない。
私はそう思っちゃったんですね。
結婚生活
お互い、あゆみよれない。
一言で言うとそんな結婚生活でした。
結婚してみると夫はこだわりが非常に強く、こうでなければというのが多すぎました。
それにいちいち反論したり、こうしたいって希望を出しても、けして引いてくれることはありませんでした。
たとえば、家族割りがあるから携帯電話の会社を一緒にしたい、私が変えるから。と言っても絶対にいや。
という感じ。
一事が万事そうでした。
私はなぜ彼がそうこだわるのかもわからないし、何度ももめるのがいやでどうにも彼と話すことができなくなりました。
気がつくと、会話をしなくなっていました。
自分の気持ちやこうしたいを言っても無駄なので、夫には何も話さなくなっていました。
気がつくと何年も。
それが私たち夫婦がうまくやっていく秘訣でした。
離婚を決意した瞬間
この人とは無理かも。
どうにも夫とはうまくいかなかったんですが、精神衛生上、非常に悪く、なんとかうまくやりたいとは強く思っていました。
とある人に
「夫を好きで彼を最優先する妻になるって宣言しちゃえばいいんじゃない」
と言われたんです。
「今、宣言しちゃいなさい」
そうアドバイスしてくれたんですが、私も言おうと思ったんですが。
どうしても、どうしても口からそのセリフが出てきませんでした。
重苦しい沈黙の後、しぼりだすように私の口から出た言葉が
「一人で子どもを育てるシングルマザーになります」
という言葉でした。
その言葉を自分で聞いたとき、やっと離婚の決意ができました。
離婚を決めた瞬間です。
私はずっと離婚したかった。
だけど、一人で子どもを育てていくことや暮らしていくこと、お金のこと、世間の目、親になんて言われるか、そんなことが怖くて怖くて、それで夫にしがみついていました。
だから、離婚したいって思ってることに気が付きたくなかった。
だけど、私の本心は離婚したかったんです。
それをやっと認められた時、恐怖が襲ってきました。
自分の本音に気がついてしまったから、現実が動いちゃう。
私、離婚するんだ。
すごく、すごく怖かった。
だけど、もう自分の気持ちを止められませんでした。
私は離婚を決めました。
また、ここから離婚へ向けて戦いが始まりました。