里芋シップを初めて知ったのは10年ほど前。
まだ子供が産まれる前でした。
「なんにでも効果があるシップだよ」と言われてもピンときていませんでした。
でも、子供が成長していくにつれて、里芋シップは我が家には手放せないものになりました。
効果バツグンです。
里芋シップとは?
里芋シップとは、里芋をおろしたものに、しょうが、小麦粉、水を加えてシップ状にしたものです。
昔から里芋シップは「シップの妙薬」と言われていたそうです。
打ち身、ねんざ、おでき、歯痛、やけどなどに効果があるとされています。
汚血(酸化した古い汚血、毒素)の吸い出しに使われてきたそうです。
なんと、皮膚の毛穴を通して癌を吸い出すという効果もあるそうです。
とっても効果のあるものだけど、里芋を常備している家庭はなかなかないし、おろすのもめんどうくさい。
今は「さといも粉」が売っています。
自然食品のお店にはたいていあるはずです。
この「さといも粉」に適量の水を加えればいつでも里芋シップができあがり。
気軽に使えます。
我が家ではいざ!という時のためにこの「さといも粉」を常備しています。
材料が里芋など、食べられる物からできているので、保管場所は台所にしています。
ますます取り出しやすく、いざ!で、サッと使えます。
里芋シップの作り方
まず、「さといも粉」を容器に入れます。
これに水を入れます。
我が家は水道水ではなく、浄水器を通した水を使っています。
水の量は、さといも粉が耳たぶくらいの固さになるくらい。
最初少なめに水を入れ、調整してください。
水を入れすぎたら、粉をたすと固くなるので、あまり気にせずやっています。
水を加えてかきまぜて、ガーゼの上にのせます。
厚さが1〜1.5センチになるようにのばします。
これを患部にはります。
里芋シップがもれないように、さらにガーゼをのせ、サージカルテープで固定。
包帯を巻いて、できあがりです。
交換のタイミングは軽症で1日2回、重症で1日4回です。
慢性疾患の場合は1日1回でよいそうです。
里芋シップを使ってみての感想
我が家は子供がケガをした時に「里芋シップ!」とすぐに言います。
里芋シップの効果がわかっているからでしょうね。
私も足をくじいた時に使いましたが、里芋シップをつけた瞬間がひやりとして気持ちよい。
ひやりとしているだけでなく、里芋シップからエネルギーを感じるんです。
あぁ、よくなるという感覚が得られます。
ふつうのシップ薬もつけた瞬間、ひやりとしますね。
それは、薄っぺらい感じが私はします。
また、市販のシップ薬は薬というだけあって、副作用があります。
妊婦さんやアレルギーのある方の使用が制限されているものもあるそうです。
鎮痛成分が原因で、命に関わるアレルギーが発症する危険もあるそうです。「スティーブンス・ジョンソン症候群」(皮膚粘膜眼症候群)と呼ばれるもので、高熱を伴いながら、全身の皮膚や粘膜にやけどのような発疹や水ぶくれなどの症状が表れるそうです。
とりあえずで市販のシップ薬を貼るのは危険だと私は思っています。
子育て中って忙しいけど、子供がケガをした時に「早くよくなれ〜」なんて言いながら、里芋シップを作り、ペッタンと貼ってあげる。
そのひと手間、愛情のかけ方がケガを早くよくするのかなとも思います。
我が家の子供たち二人とも里芋シップが大好き。
効果バツグンの里芋シップをこれからも愛用します。