こんなにやるつもりはなかったのに、気がついてみたら、離婚調停を3回もしていました。
それだけ、離婚したかったんです。
その分、調停委員の方との出会いもありました。
調停委員は、私側と相手側(夫)との両立の立場に立つのが原則。
だけど、本当に両立に立てるのか?
人間だもの、いろいろあるでしょう。
相性とか、人間性とか、価値観とか。
それらで感じる当たり外れ。
調停に限らず、なんにでもある当たり外れ。
こんなこと言っては大変失礼とは思いますが、調停委員の方の当たり外れについて、考察してみました。
離婚調停で出会った調停委員の方々
私は離婚調停を3回、経験しました。
調停は、申立人と相手方の話を聞き折り合いをつける話し合い。
2人で話し合っても、どうにもこうにもならなくなったものを、調停委員と呼ばれる方が折り合いをつけらるように間に入ってくださいます。
調停委員は、男女ペアで、男性も女性も年配。
雰囲気としては、学校の校長先生や幼稚園の園長先生をご退職された方って感じです。
調停委員のように、人のもめごとを聞くって、私は無理。
なので、このお仕事をされている時点で人徳者というか、たとえお金をいただいていたとしても、ボランティア精神にあふれた方だと思っています。
調停の内容は、秘密にしとかなきゃいけないだろうから、誰かにしゃべってストレス発散も無理でしょう。
調停委員って大変だろうなぁと思っています。
でも、それと、調停の中での対応はまた、別。
調停委員がどんな人徳者だとしても、育ってきた環境、世代の常識などで、自分と意見が合わない人だったら。
言っちゃだめなんだろうけど、当たり外れとしたら、外れです。
調停委員にも当たり外れは本当にあるのか。
離婚調停を3回した私の感想です。
1回目の離婚調停の当たり外れ
1回目の調停は、私の人生初の離婚調停です。
いや~、もう、大変でしたよ。
駆け引きとか、どうすればいいかとか、なんもわかんないまま臨んでしまい、大失敗。
その原因には、私の責任もたしかにあります。
でもね、この時の調停委員の方は、当たり外れで言えば、外れでした。
だって。
私が、夫が家事を手伝わないと訴えると。
男性の調停委員の方は、「10年の結婚生活で1回でもごみ捨てしたら、家事分担していると言える」と即答。
私、絶句。
私の常識では、10年のうち1回でもごみ捨ては家事分担はしていない。
していないと一緒です。
ごみ捨ては燃えるゴミや資源ごみやら合わせると、私の住んでるところでは、週4回あります。
月では16回ごみ捨てがあることになる。
さらに年間で192回。
10年では1920回。
1920回のうちに1回ごみ捨てただけで、家事分担していると発言しちゃう調停委員。
これだけでも、調停委員が当たりって言えないでしょう。
調停委員の当たり外れを聞かれたら、外れです。
この発言したのは、男性の調停委員です。
ちなみに、女性の調停委員の方も、同調されていました。
よって、当たり外れを聞かれたら、外れとさせていただきます。
2回目の調停委員の当たり外れ
2回目の調停ですが、事前に聞かれました。
「調停委員は、1回目と同じ人がいいですか?」
いい印象がなかったのに、なぜか「どっちでもいいです」と発言しちゃった私。
今、振り返ると、この時点で負けが決定の私。
なんで、いやですって言えなかったんだろう。
いやって言いなれていない。
自己肯定感が低すぎる私でした。
案の定、女性の調停委員は前回と一緒。
この時は、お金の件でもかなりもめました。
夫側が、前回の調停で決まった金額を一度払ったのですが、払いすぎたと返金を求めてきました。
私、離婚したい側。
夫、復縁したい側。
夫も離婚したいなら金返せって言ってもいいと思うのですが、復縁したいけど、金はやらんって、私からするとなんじゃそりゃなんです。
夫が払いすぎたと言ったお金は、婚費と言って、別居する時に、夫と妻が同等の生活できるように支払われるお金があります。
それが2万円くらいおおく払ったと言うのです。
でもね、扶養手当も、子供手当もすべて夫に入る。
払われている婚費は、保育園代と給食費を払うと0円になるくらいの金額。
それでも、2万円かえせって言われたら、きらいだったのに、もっときらいになれました。
その時の女性の調停委員の方はおっしゃいました。
「お店屋さんにも払いすぎたら、返金してって言うでしょう。ご主人の言うことは正しいです」
私、絶句。
お店屋さんじゃないし。
離婚したい妻に、復縁希望の夫だし。
しかも、もともとの婚費の設定が、夫に有利になっているし。
夫が得するようになっている婚費。
女は損してろってか!
と、私、怒りムードになりました。
この時の調停委員の方も当たり外れで言えば、私にとってははずれです。
夫側で当たり外れを考えたら、あたりでしょうけれど。
3回目の調停委員
3回目の調停委員さん。
前回2回とは、男女共に別の方でした。
調停では、最初と最後に夫と妻と両方、同席して説明を受ける場面があります。
私は夫の姿を見ると精神的なものですが、体調が悪くなります。
なので、同席をお断りしていました。
調停中も、夫から度重なる嫌がらせメールの件、道端で怒鳴られることをお話し、同席はしたくない旨を何度か伝えていました。
なのに、調停が終わって、説明をこれから聞くぞという時。
別室希望をし、待合室で待っていました。
女性の調停委員が私のところに来ておっしゃいました。
「私からのお願い。ご主人と同席して」
私、絶句。
あんなにいやですって言ったのに。
体調悪くなるって言ったのに。
なんの理由があって?
調停委員がなんでお願い?
頭の中を?マークがぐるぐる。
そして、怒り。
あんなにいやって言ったのに、この調停委員は何にもわかっていなかった。
同席拒否も認められているのに、調停委員がお願いする権利があるのか?
よって、3回目も当たり外れを言わせていただければ、外れです。
当たり外れに関して、私の考え
私は離婚調停を3回しました。
今まで書いてきたように、3回とも調停委員の方の当たり外れは外れです。
仕方ないことだと思っています。
一人一人、ちがう人間で、常識も違う。
世代が違えば、育ってきた環境が違えば、常識は変わる。
その違う常識を抱えた調停委員の人と、うまく合うことの方が少ないのは当然です。
調停委員の人だって、いじわるしようとしているわけじゃない。
ただ、常識が違うだけ。
違うなら、違っていいんです。
調停委員に期待しない。
私の味方にできればわかってほしいけれど。
思いをわかってほしいけれど。
そうじゃなくても仕方ない。
でも、黙っていたら、一生、世間は変わらない。
ごみ捨て1920回のうち1回したら、家事分担しているという世間を変えていけばいいんです。
そしたら、調停委員の人たちの常識も変わる。
当たり外れに悩むこともなくなる。
いきなり世の中変えるのって難しいけれど、自分の友達とか、周りとかには話ししやすいですよね。
私は、ちまちま、お話して、世の中の常識を変えていきます。
私は当たり外れに翻弄されてしまったけど、これからの人には苦労してほしくない。
小さな一歩ですが、めざす世の中になりますように。
自分が正しいと思うことを周りの人に伝えていきます。