シングルマザー アパートを借りるときの3つの心得

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シングルマザーになって一番最初にぶつかる壁は、住居のことだと思います。

自分1人だったらどうでも生きていける。

だけど、子供を育てていかなくてはいけません。

子供に不自由はさせたくない、親が私1人でも暖かい家庭を作るぞ。

私は正職員で敷金礼金を払えるだけの貯金もありました。

それでも、困ったこともあって。

シングルマザーがアパートを借りる時のお話をします。

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別居が決まるまで

私は夫に別居したいと申し出てから半年ほど待ちました。

相談をしていた人に「夫からの同意を得てから別居した方が裁判になった時に不利にならない」と聞いたからです。

その半年の間に私の気持ちは追い詰められていきました。

別居したいほど心が通い合わない人と暮らしていく苦しさ。

何度も吐きました。

とうとう精神的にまいって、涙が止まらなくなり、食欲もなくなりました。

このままだと自殺するかもしれない、自分でもおかしくなっている自覚はありましたが、どうすることもできなくなっていました。

夫もさすがにやばいと思ったのか、とうとう「別居していい」と言ったのです。

その言葉を聞いた私の行動は素早かったのです。

体調不良もなんのその、涙もすっぱり止まり、すぐにアパートを探し始めました。

私は自宅から車で20分くらいの実家のそばで暮らそうと最初から決めていました。

実家には事情があり、入れません。

それに私自身が親と一緒だと息苦しさを覚えると思っていました。

子供の学区は変わるけれど、子供はすぐに慣れるだろう。

私自身が小さい頃から転校ばかりしていたので、転校するメリットもわかっていました。

転校させることになんのためらいもありませんでした。

不動産会社の案内でアパートを見る

アパートはネットと雑誌を買って探しました。

男の子2人なのでなるべく1階を借りることができたらいいと思っていました。

せっかく息苦しいところから出るのに、また気を使いながら生活するなんてまっぴらでした。

母が時間を見つけては家の近所を周り、空いてそうなアパートを見て、ある程度の目星をつけてくれました。

別居や離婚に反対していたはずの母の行動に、思わず泣いてしまいました。

別居に反対していたのも、私が苦労するだろうと思ってのことだと知り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

雑誌と母の情報から、良さそうな物件を3つあたりをつけ、不動産会社に連絡をしました。

仕事が休みの日に予約を入れ、不動産会社に出かけました。

担当になってくれた方が私と同じくらいの年齢の女性でした。

「失礼ですけど、ご事情は?」と聞かれ、ありのままに答えました。

隠すのがめんどうだったのです。

すると担当の方が「私もですよ」と話し始めました。

自分も子供を連れて別居して離婚したこと、シングルマザーでも大丈夫って言ってくれました。

聞いているうちに涙が出て、勇気ももらい、がんばるぞ~と思えました。

私が同じ境遇になる仲間ということで、不動産会社の担当者さんはすごい親身になってくれました。

車で案内してもらって、1つ目の物件を見る。

きれいだけど、狭すぎ。

子供と3人で住むのはきつい。

2軒目。

古びた一軒家でした。

心細い私がもっと心細くなりそうな感じです。

3軒目。

なんと希望通りの物件でした。

担当者の方が一緒に喜んでくれました。

その顔を見たら、とても嬉しくなりました!

家が借りることができたら、別居できる。

大家さんからの言葉「シングルマザーさんは…」

私は正職員で、敷金礼金を払えるだけの貯金もありました。

保証人になってくれる身内もいます。

だけど、不動産会社から電話がかかってきたのです。

「大家さんがシングルマザーさんにはなるべく貸したくない。仕事の時にお子さんはどうするのか、子供たちだけで留守番させたりしないのかと心配している。虐待するんじゃないかって」

ショックでした。

お金もあるし、払える見通しも証明できるし、保証人だっているのに、それでもだめなのか。

シングルマザーってだけでアパートを借りることができないのか。

シングルマザー=虐待、子供置き去りって何?

たしかにそういう事件はあった。

でも、あれはあのシングルマザーの人だけが悪いのか?

父親だった人に罪はないのか?

私もものすごく悔しい。

悔しいけど、ここで怒ってもしょうがない。

「たしかにご心配はわかります。保証人はいますし、近くに実家もあります。子供だけで留守番をさせることはありません」

なるべく冷静に、冷静に、何度も心の中で「冷静」ってつぶやきながら、電話に答えました。

シングルマザーってだけでアパート借りるのに、こんなふうに言われなくちゃいけないんだ。

ショックだったけど、同時に強くもなりました。

私、何があっても負けないぞ!そんな気持ちが芽生えました。

シングルマザーがアパートを借りる時の心得

①ある程度のお金を作る

お金がないと当然、アパートは借りられません。

私もあらゆるものを切り詰めました。

職場の飲み会なんかももちろん行かないし、服も買いません。

コンビニにも寄らないし、切り詰められるすべて切り詰めました。

ちょっとでも、1円でも、貯めました。

ケチケチも目標があればできました。

お金がどうしてもないなら、借りるのもありだと個人的には思っています。

もしくは、もうすっぱりあきらめて、福祉のお世話になると決めるか。

それでも、別居には意義があると思います。

②味方を作る

身内で保証人になってくれる人がいると心強いです。

そのために、日頃から良好なコミュニケーショをとっておく必要があると思います。

信頼関係って一朝一夕では作れません。

親など近い存在って感謝をするのを忘れちゃうけど、でも、子供ってだけで甘えっぱなしもいけないんじゃなかなぁと思い、母にいつも「ありがとう」を言っています。

身内に頼れない人もいると思います。

その人は支援サービスやママ友やとにかく誰か作った方がいいです。

1人じゃ戦えない。

甘えられるところ、相談できるところを作ってください。

③具体的にイメージする

私は別居を半年待ったおかげで、こんな暮らしがしたい妄想はかなりできました。

こんな家で子供たちとこんな風に暮らして、こんな毎日を送る。

いつも、それを思い、希望にしてました。

別居を待つ間、つらかったけれど、その妄想が希望になりました。

今は、あの時、妄想した通りの生活を送っています。

強く願ったことって叶うから、希望を失わずに具体的にイメージすることをおすすめします。

その時はつらいかもしれないけれど、希望通りの生活を送るためのステップだって思えば、大丈夫。

私も大丈夫でした。

具体的にイメージして、その通りになるのを願って、そうなるように行動する。

絶対に幸せになります。

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