シングルマザーの家づくり、棟上式をやってみた感想

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私はシングルマザー。

子供たちと住む家を新築中です。

土地も買い、設計も終わり、いざ家の工事開始。

家の土台が仕上がったので、けじめとして棟上式をしました。

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棟上式をやるかやらないか

今はなんでも簡略化される世の中ですね。

私も合理的な方がいいタイプ。

意味のないしきたりは今生きている人が生きやすいように変えていけばいいと思ってます。

だけど、家づくりのための地鎮祭と棟上式はやりました。

どちらもやった方がよいと判断しました。

私の住んでる地方都市では、両方やる人は少ないそうです。

または、地鎮祭と棟上式を一緒にやり、近所や大工さんに振る舞いをするのはそれ1回。

なんどもやると時間もお金もかかるしね。

気持ちはよくわかります。

私が地鎮祭と棟上式をやった理由。

①やったことないから経験として、人生で何度もチャンスはないと思うから。

②地鎮祭は土地と私が繋がるために必要なんじゃないかなぁという勘が働いたから。

③単純にイベント大好き。

④子供たちに日本の文化を体験させたい。

⑤設計師さんに勧められたから。信頼しているので、素直に受け入れました。

⑥家を建ててくれる大工さんたちに感謝の気持ちを伝えたかったから

以上の理由でやりました。

棟上式を形だけのものとしか自分が感じなら、やらないのもありだと思います。

ただ、私はやってみて、本当によかったです。

また建てる時も、地鎮祭、棟上式、両方やります。

棟上式の準備

神社にお願いして神主さんを呼んでの棟上式もあります。

これが正式です。

私は大工さんの棟梁に執り行ってもらう形にしました。

設計事務所の方から事前に準備物の連絡がきました。

御神酒(2升)
小ローソク(2本)
米(1カップ)
塩(1カップ)
野菜、果物(7種)
昆布(少々)
頭付魚(例。鯛1尾)
半紙(5~6枚)
ワラジ(1足)
麻糸(1束)
コップ(参加人数分)

ワラジと麻糸は手に入りにくいから、準備してくださると言われました。

心遣いがありがたかったです。

後はスーパーまわれば、手に入りますね。

鯛だけはスーパーの魚売り場に予約しました。

当日、なかったら困るから。

これ以外に通常、大工さんに折り詰めとビールか日本酒をお渡ししますと言われました。

まぁ、お気持ちですよね。

私が働く大工さんなら、気持ちで折り詰めなんかもらったら嬉しい。

たしかにお給料をもらっているから、家を建てるのは当然です。

だけど、気持ちをかけてもらってるという信頼関係があれば、より仕事に力が入ります。

施主である私がまず歩みより、ありがとうとよろしくお願いしますを伝えたいなぁと思いました。

折り詰めは友人のやっているお料理屋さんに家の棟上式と伝えて準備してもらいました。

金額は私の住んでる土地の相場を聞いて合わせました。

配達は当日、現場に直接お願いしました。

ビールは大好きなキリンラガーにしました。

大工さんの好みはわからないから、私の好きをおすそ分けです。

こういう時、シングルマザーって便利ですよ。

誰の意見も聞かなくていい。

私がどう思うかで判断して、行動できます。

夫と調整しなくていい分、事を進めるのが早くすみます。

まぁ、家の棟上式の準備ってそれだけで、簡単すぎて拍子抜け。

あっという間に当日を迎えます。

実際の棟上式

大安吉日で私の仕事が早く上がれる日に棟上式をしました。

最初は大工さんの仕事が終わる5時からと言われましたが、無理なので5時半からにしてもらいました。

それでも、次男の保育園お迎え行ってたら間に合わなそうなので、妹にお迎えをお願いしました。

家まで、息子たちと母を設計事務所の方が送迎してくれて、私は職場から直接行きました。

準備したものを車から出すと、次々とみなさんが手分けして家の中まで運んでくれました。

大工さん達が木材で祭壇やロウソク立てまで作ってくれ、あっという間に準備OK。

まずはお互いの自己紹介。

大工さんは棟梁含めて6人いました。

なんか、棟上式って緊張する。

でも、私が施主だから堂々としてなくちゃ。

と思ってたら、次男が私の手をギュッと握ってくれたのです。

そのまま手をつなぎっぱなし。

長男といえば、私の背中にピッタリくっついて立っています。

そうそう、支えがなくちゃ私が倒れそう。

私1人がんばらなくちゃと思ってたけど、我が家はこんなに頼りがいあるメンズがいました。

ありがたいものです。

そのまま、子供たちに守られながら、棟上式スタート。

棟梁が祭壇にニ拝ニ礼、私もまねして。

子供たち、母もして、大工さんたちもしてくれました。

設計事務所の方たちも。

設計事務所の方達が大工さんたちにお礼の言葉を言いました。

私も一言どうぞと言われ、焦りました。

次男に手をつないでもらったまま焦りながら「よろしくお願いします」と大工さんたちに言えました。

大工さんたち、全員男性なんです。

シングルマザーが家を建てるのを正直どう思ってるのかなぁ?とふと頭に浮かんだら。

司会をしてくださった方のシメの言葉が「ご覧のように女性お一人で建てるので、いつも以上に力を入れてよろしくお願いします」でした。

その言葉を聞いたら、急に安心しました。

大工さんたちは、シングルマザーの私を変な目で見ることなく、大事にしてくれるんだな。

力を入れて家を建ててくれるんだなと思えました。

シングルマザーの私、また1つ肩の力が抜けた棟上式になりました。

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