「主婦だって飲みに行きたい」とうとう行きました

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私は今はフルタイム勤務ですが、長男が3才まで専業主婦でした。

自分で希望して主婦でいました。

子供を自分の手で育てたかったんです。

でも、主婦は向いていなかった〜。

社会に出たくなりました。

ランチとか買い物とかふつうに行きたかったです。

もちろん、飲みにも行きたいけど…。

主婦じゃ無理?と思ってました。

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主婦の気持ち

私が長男を3歳まで自分で育てたかったんです。

それは、いわゆる「3歳児神話」にとらわれていたからです。

3歳までは母親が育てた方がいいというアレです。

根拠もなく語られていますが、自分で育ててみて、これはナシ〜とはっきり思いました。

自分の手元だろうが保育園だろうが子供は育つ。

主婦かどうかより、母親がイキイキしてるかどうかの方が大事と思いました。

主婦業大好きな人はいいでしょうけれど、私は向いてませんでした。

私は子供も大好きだし、自分が独身の頃も友達の子供を預かったりもしてたんです。

だから、子育てできると思ってました。

みんなやってるしね。

料理も作るのが好きだったし、家事なんて軽いと思ってました。

主婦って働かなくても食べていける!

仕事のストレスなし!

最高〜!

と、思って、主婦を選びました。

浅はかな私。

なんでもよい面と悪い面があり、私は主婦業の悪い面が見えてませんでした。

やってみなくちゃわからないことも多いから、過去の浅はかな私を責めたりはしないんだけど。

それにしても主婦は向いてませんでした。

主婦で一番苦しかったのは、社会との断絶です。

主婦だから、育児と家事をするのが当然。

でも、育児をしてると社会から取り残された感じを受けてました。

テレビはニュースより子供番組。

流行りの歌は忘れはて、子供の歌が得意になる。

車に乗ればかけるCDはお子様向け。

食べ物だって、お子様メニュー。

子供向けのことには強くなりますが、ふつうの大人が知ってるであろうことはわからなくなる。

接する機会がありません。

話す相手は家族とママ友だけだから、ふつうの大人とどんな会話をしたらいいのか。

私はふつうの大人と話せるのか自信なし。

子供の名前を書く機会はあるけれど、それ以外の字は書く機会なし。

私は字を書くことができるのか。

これも自信なし。

すべてにおいて、自信がなくなりました。

子供といる分には困らない。

でも、私、社会復帰できるのかな?

もう働けないかもしれない。

役立たずな私。

私は主婦を続けているうちにそんな気持ちにさいなまれてました。

主婦だって飲みに行きたい

私は妊娠中、ひどいつわりと切迫早産で自宅安静でした。

この時点で、それまでの友達となんとなく疎遠になりました。

向こうも気を使ってくれたんですよね。

子育て開始すると、周りは子供が同じ年頃のママたちだけになりました。

みんな主婦で育児と家事中心。

自分のお金はないから、おしゃれも工夫してする。

と書けば聞こえはいいけど。

主婦の自分にお金はかけられません。

子供の服は買うけど、自分の服はなかなか買えない。

おしゃれしたって、すぐ汚れるし、必要ない。

自分のことより子供のこと。

私も、そうでした。

主婦だから。

それを言い訳にして、自分の気持ちに蓋をしていました。

それが、ある日突然、苦しくなります。

自分の気持ちにいくら蓋をしても、消えるわけじゃない。

逆にがまんしてる分、苦しみが大きくなりました。

主婦だから、主婦業をがんばる。

だけど、私にもしたいことがある。

子供をみるのが仕事だけど、でも、たまには自由がほしい。

だって24時間365日、ずっと主婦。

唐突に、飲みに行きたい。

そう思うようになりました。

一人になりたかったんです。

ふつうに飲みに行ってた、楽しかった時間を味わいたい。

ママ友と子連れランチは何度もしました。

でも、それじゃ解消されないモヤモヤ。

主婦だけど、飲みに行きたい。

え〜?子供は?

病院や結婚式でもないのに、どう言って預けるの?

預けたとしても、寝かしつけはどうするの?

お金は?

でも、飲みに行きたい。

自問自答の末、飲みに行きたい気持ちが抑えられなくなり、その当時、私は結婚していたので、夫に言いました。

すごくいやな顔をされました。

主婦なら家事と育児をがんばってほしい。

そういう主義の人だったので、主婦なのに飲みに行きたいなんて仕事放棄、ふざけるな。

という気持ちだったんでしょう。

元夫は長時間勤務だったので、自分もがんばってるのに、という気持ちだったのかもしれません。

私も自分の孤独感や社会からの阻害感をうまく説明することができませんでした。

結果、理解してもらえないまま、強引に飲みに行くことにしました。

今ならわかる。

どう説明しても、元夫は理解することはなかったでしょう。

理解したい気持ちがなかったから。

私も理解してもらえると元夫を信じられなかったから。

お互いさまです。

まぁ、そんなこともありながら、明確な同意を得ないままに。

元夫に1歳だった長男くんを託し、私は飲みに行きたい気持ちに忠実に行動します。

この時点で2年位は外に出てないんです。

苦しかったです。

主婦だけど飲み会に参加

主婦でも飲みに行きたいもん。

ということで、主婦でも飲み会に参加しました。

子供は納得していないままの夫がみる。

2時間半で帰る約束です。

一番近いお店にしてもらい、行き帰りで30分。

でも、2時間は参加できます。

元夫はお金に厳しいので、自分の貯金から出しました。

自分の楽しみに家計のお金は使えませんでした。

飲み会までに文句を言われたくないので、家事は完璧に、元夫の機嫌を損ねないよう気を使って生活していました。

男の人で、こんなに気を使って飲みに行く人はいないんじゃないでしょうか。

私は飲み会に参加する過程で、主婦の弱い立場を感じました。

たかが飲みに行くために、私はどれだけがんばらなくちゃいけないんだろう。

自分で選んだ主婦業だけど、きつかったです。

でも、それでも参加できた飲み会!

ウキウキわくわく、ほんっとに楽しかったです。

飲みに行きたいって思った自分の気持ちを大事にして、願いを叶えるために努力して。

がんばれた自分に自信が少し芽生えたのでした。

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