初めて買ってみました。
「浮かし揚げ」だそうです。
要は油揚げの厚みが太くて、大きいもの。
パッケージのがんこおやじさんの腕組みにひかれて、ついつい買ってみました。
ジャンボ油揚げだと新潟の「栃尾の油揚げ」がパッと頭に浮かんだけれど、どう違うのかなぁ。
栃尾の油揚げ
私は新潟に縁はないのですが、たった1回だけ新潟市に行ったことがあります。
そんなに自由な時間がない用事で行きました。
その時に、駅ビルに入っていた郷土料理のお店で「栃尾の油揚げ」を食べました。
それが1回目。
2回目は東京駅のすぐそばに新潟県の郷土料理のお店があり、ぶらっと友人と入った時にメニューにありました。
どちらも数年前です。
でも、おいしさははっきりと覚えています。
ねぎとしょうががのっていて、おしょうゆをかけて食べました。
おしょうゆだから味付けはさっぱりしていました。
だけど、油揚げは油でであげているから、コクと旨味があって、その時一緒に飲んだ日本酒がすすみました。
外側がかりっとしてて、中がふわってしていて、食べると口の中でいろんな食感がするんです。
おしょうゆがかかっているところはちょっとしょっぱくて、じゅわ~とする。
しょうがやネギの薬味もあるから、うまさに深みが出ていました。
いいイメージしかありません。
あれをもう一度、食べてみたいなぁとずっと思っていました。
だけど、新潟に行くのもなかなかだし。
しかも、「栃尾の油揚げ」は新潟市ではなく、長岡市の名物。
もっと行きにくいな~。
な~んて思っていたら、もっとお手軽な場所に売っていました。
銀座にあった「浮かし揚げ」
私が今回、「浮かし揚げ」を購入したのは銀座にある「むらからまちから館」です。
ここは日本全国のおいしいものが売っていて、銀座に寄った時は必ずのぞいています。
旅行はなかなか行けないけれど、ここに行けば全国のおいしいものが買えます。
旅行気分を味わえて、とっても楽しい!
ぶらぶらと店内をまわってみると「浮かし揚げ」がありました。
存在感がある大きな油揚げ!
うちは子供たちが豆腐や油揚げが大好きなので、買おうと即決。
お値段も186円ととってもリーズナブルでした。
でも、ふと考えました。
これって「栃尾の油揚げ」とそっくり。
袋の裏側を見ると「新潟県三条市」と書いています。
作り方も栃尾の油揚げと一緒のように2度揚げって書いている。
じゃあ、名前は違うけどおんなじものかも!って嬉しくなりました。
新潟三条市の「浮かし揚げ」を食べた感想
いろいろな調理法はあるのだけど、やっぱりスタンダードに焼いてしょうゆをかけて食べたい!
ということで、フライパンに油をひかずに置きました。
弱火で表裏合わせて15分ちょっと。
時間をかけて焼き目をつけ、中まで温まるようにします。
焼いている間にすでに香ばしいにおいがただよい、なんとも言えずに幸せ気分。
料理していると、においでおなか一杯になりそう。
きれいに焼き目がついたので、切り分けて、おしょうゆをかけました。
あんのじょう、子供たちはくらいついていきます。
私も一口食べて、あっという間に幸せ気分。
皮がかりかりなのに、中はふわふわ。
これこれこれ!
思い出す、この味わい、食感。
食べたの2回しかないのに、「これは新潟の栃尾の油揚げと一緒〜」なんて子供に知ったかぶりしたりして。
え〜!なんて、子供も喜んでくれたりして。
楽しい時間になりました。
新潟に行かなくても味わえました。