私はチューブ入りのわさびではなく、粉わさびを使っています。
色が白っぽいんです。
わさびだと緑のイメージだったので最初は気になったけど、今は逆にそれがいい。
緑に着色料を使用するのではなく、粉本来の色で私は十分です。
そして、とってもおいしいんです。
このわさびを知ったら、他のわさびが食べられません。
チューブわさびのおいしさ
チューブわさびはお手軽です。
なんせ蓋を開けるとすぐわさびが使えます。
現代のスピード社会、お手軽でおいしいなら文句はないでしょう。
お値段も100円程度から200円くらい。
安いです。
だけど、私はチューブわさびは物足りなかったんです。
味が…。
わさびなのに辛くない。
原材料を見て納得。
どこのチューブわさびも原材料がわさびだけではありません。
「砂糖調製品、ソルビトール、ミョウバン…」
チューブのわさびに12種類ものが書いてあったわさびでした。
辛さがおいしいはずのわさびなのに、砂糖調製品なんて!
おいしくなくなっちゃって当然です。
おまけに自然に見せようとするあまりに逆に不自然に見えちゃうんです。
あの緑色。
本物っぽくないなぁと思っていたら、着色料が入っていました。
でも、どこのチューブ入りのも似たようなものではないでしょうか。
私の人生でめちゃくちゃおいしいチューブ入りは出会ったことがありません。
粉わさびはおいしい
私は昔からの粉わさびを使っています。
私が小さな子供だった頃に夕食のお手伝いにわさびを作る係がありました。
もうその頃はチューブが出回り始めていたので、うちもチューブ入りがいいなぁと思っていました。
子供だから自分はわさびは使わないのに。
水を入れた瞬間のわさびのツーンと鼻にくる辛いにおい。
わさび好きの大人はおいしいをイメージするのでしょうけれど、子供だったから嫌だったな。
でも、父が絶対に粉わさび派だったのです。
そんな懐かしい思い出がよみがえります。
大人になって父が粉わさびにこだわっていたわけがわかりました。
粉わさびの方がおいしい。
作りたてってなんでもおいしいじゃないですか。
わさびも水と混ざってすぐのツーンと香りがたった作り立てがおいしい。
チューブと比べて、段違いのおいしさに、私はひと手間かかっても粉わさびを使っています。
向井珍味堂の粉わさびを食べた感想
その粉わさびの中でもおすすめは、向井珍味堂の粉わさびです。
おいしいですよ。
他の粉わさびと桁違いのおいしさ。
何が違うって、水と混ぜた瞬間の香りのたちかたです。
ツーンとくるけど、おいしい。
辛みも辛いんだけど、とがっていない辛さ。
刺す感じはないのに、しっかりと辛い。
他の食材を引き立てる辛さがある。
自分が主役じゃないのにちゃんと辛さを主張できています。
これは最高ですよ。
私はとろろにちょっとかけたり、食欲がない時にご飯にちょっと添えたりして、香りを楽しんでいます。